先日、「パチン」と言う音と共に液晶プロジェクターが永眠された。
本体に貼ってあるシールをみると「92製・7-12月期」と記載されている。
結婚直後に購入したから正味14年間も働いてくれた筈だ。
長期に渡り、AV、あ、いや、映画を上映してくれて感謝の念に堪えない。
「パチン」という音はハゲッ、いやハロゲンランプが切れた音だと思う。
ならばランプを交換すれば‥と思うが、このランプ一個4〜5万円はするはずだ。
一年半前程にコントラストがおかしくなり、修理に出したら4万円もかかってしまった。
ハゲッいや、ハロゲンランプの交換をするつもりなら新しいプロジェクターが買えるはずだ。
「抜け始めて思う‥髪は長い友達‥」そんなCMがあった筈だ。(ハゲにはこだわってない)
プロジェクターが動かないと大変に困るのである。
日々、ダラダラとPCの前で仕事をした後の唯一の楽しみはケーブルTVの映画鑑賞だ!
既に録画されているリュック & ジャン=ピエール・ダルデンヌ兄弟の映画三本立てより「Drコートー診療所」の「新人看護婦の旦那ってどんな奴だ?」とか「シルバー仮面」の「夏純子が視力を失うなんて‥(涙)」の結末が非常に気になる‥。(愛しています‥夏純子♪)
ブラウン管テレビを置くスペースもないしぃ、液晶TVの大画面は高い‥。
それよりも何よりもスクリーンで見る映画は楽しい♪
コーナンにて1,500円で買ってきたボンボンベッドに寝ころび、スクリーンを見ながらビール片手に105円のラーメンおつまみに手を突っ込み「うっ、ピーナッツ多すぎ、ラーメンらーめん‥」と手探りしながら観る映画の格別さを知ってしまった以上、やっぱりプロジェクター以外はいやんっと決めているのだわ!
とりあえず価格ドットコムで検索してみるとBENQというメーカーが10万円以下でそこそこの液晶プロジェクターを販売していた。
慎重に適当に検討し、発注ボタンをクリック♪
なんと二日後にBENQプロジェクター(W100)が到着した(早っ!)
早速雨戸を閉めて投射♪
なにがビックリしたって、電化製品14年間の日進月歩‥
「ああああ、明るいっ!‥きっきっ、綺麗!」
そうなのだ。画質がキレイなのだ!
解像度が高くなっているからハッキリと解るのだ。入力画像の質が。
もっと解りやすく喩えてみると‥。
私は近視である。
飲食店等でテーブルを挟み、向かい合わせで女性と話をする際メガネを掛けている場合と掛けていない場合では細かいディテールの差が解ってしまうが故にお肌の具合等を「いけない‥イケナイ‥」と思いつつも知ってしまう事があるのだ。
14年前のプロジェクターはDVDであろうがチューナーから録画した映像であろうが長時間モードの低画質画像であろうが少しボケた感じで分け隔てなく映像を再現していた。(メガネ掛けてない状態)
がっ、しかし、この細かいとこまで表現してしまうプロジェクター、DVD等は「おおっ、まるで絵画を見ている様だ!」と美しく表現し、長時間モードの低画質になると「ううっ、微妙なノイズやギザギザが気になる‥」と正直に表現してくれるのだ。(メガネ掛けてる状態)
性能が上がりすぎる所以の不具合ってありますやん。
こんなとこにも出てしまうんですなぁ‥。
ま、ここは「慣れたら終い」という人間の環境適応能力に依存しております(笑)