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無言は多様

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プログレッシブ織部焼

最近、ちょこちょこEXILEを聴いている自分が意外だったりなんかする。
人というのは全く不思議なもので、全く興味のなかったものに突然興味を示したりする。(恋愛も然りですな)

数年前「なんでも鑑定団」に幼稚園児が作ったかのか?と思われる様な陶器に数百万円の価格がついてビックリした!
形はグニャグニャで絵付けは落書きみたいな陶器だ。
あの辛口な陶器鑑定士・中島先生が「素晴らしいですね!」と絶賛している意味がわからなかった。
ただ、桃山時代にこんなデザインを発想するって、かなり前衛的だなぁと強烈なインパクトを残したのは確かだ。

昨年末にバンド仲間のY野氏から「ひょーげもん(タイトルは”へうげもの”)って漫画がメチャクチャ面白い!」と言われ、読み出してすっかりハマってしまった。
戦国時代の武将で織部焼きを考案した「古田織部」が主人公であるのだが、いわゆる武勇を主軸に展開するのではなく「任務は果たすが数奇大好きな感情が止まらないっ!」という葛藤を主軸に今までには無い新しい視点で展開されるストーリーが実に面白い!

「詫び寂び・自然の美しさ」の千利休を師匠としつつも茶の湯のイノベーションを展開していった古田織部は「茶の美を新しく創造した先駆者」とも言われるらしい。

その鑑定団に出品されて数百万円の価値が付いたグニャグニャな焼きものは桃山時代の「黒織部」だったのだな。
「それって、プログレッシブ陶器やんけ!」と、プログレッシブロックの様な感覚が気に入ってしまった。
そして所持したいという欲望に駆られ、ついには岐阜まで足を運び、昨日「青織部」を数点を購入してしまった!
プログレッシブ織部焼_c0009516_2242173.jpg

これらにコーヒーを入れたり、お茶を入れたり、御飯を入れたり、麺類を入れたりのご満悦な生活なのだ♪
でも、そのうち飽きるかも(笑)
つーか、一番よく使う大丸皿を購入し忘れたのが全く残念だ(涙)

PS:お気に入りの買い物はストレス発散に貢献します♪
by manun | 2013-01-10 22:44 | たわごと