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無言は多様

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冬ソナ

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遅ればせながら今頃観ています。

”なぁ〜んで、そんなにブームなの?”という疑問と興味はありました。

”冬ソナはハマる!”と聞いていましたが「お父さん、はまってるなぁ!」と子供に言われるくらいハマってます。
某取引先エライさんから「ノーカット韓国語版撮ったねん。編集しといて!」とDVDを数十枚渡さされて「ゲッ!」とは思いましたが、編集どころの話ではありません。(ぼちぼちやりましょう)

でもね、うまいこと表現できませんわ。なんで面白いかって。
はっきり言って全体的にシンプルです。
でも絶妙!
北野武監督が「サイレントで10枚のスライド見せてストーリーと感動を伝えたい!
」と言ったものに通じます。
料理でいうところの「どれだけの素材と工夫を凝らし、どの様に凝っているか」よりも「どれだけ素材の旨さを生かしているか」みたいなものを感じます。

恋人役のチョン・ユジンは「よぉそんな涙でるなぁ‥」と思うくらい、全体出演の六割方、殆ど泣いています。(日本の下手なタレントより抜群に巧い演技力!)
ストーリーは正直、悲しいです。一緒に泣いてます。(アホか俺は‥)

作為的な悲しさは「あほらしぃ‥」と思ってしまうのですが、余りにも素朴な”愛するが故の悲しさ”の連続わざにホロホロきてしまうのかなぁ?
”愛するが故に悲しい”というのは、ある意味”喜び”を包含しているから”悲しいが心地よい”と感じてしまい、痛いけど気持ちイイ的にダラダラ観てしまうのかもしれません。

これって恋愛の”教科書”ではなくて”おさらい”なんでしょうねぇ。
年齢と共に忘れてしまう”人を好きになる事”を今一度、振り返らせてくれるから”恋愛を忘れた世代”及び”しまった!また恋愛をしてしまった!”の世代に人気なのかもしれませんねぇ。
(と、言いつつ「あっ!そうだったのか!」と感銘を受ける部分(セリフ等)は多々ある)

登場人物それぞれに、その状況と個性に応じる恋愛反応がある訳です。
「そんなことするかぁ〜?」とか「うんうん、わかるわかる!」とか。
一見、ぜ〜んぶ他人事の様に見えますが、実は自身の命の中に温存されている恋愛の可能性パターンを網羅しつつ、表現しているのかな? とも思います。
だから登場人物はすべて”私”であり”あなた”なんでしょうねぇ。

あと四話残ってるんやなぁ。
では続きを観よっと‥。(実は徹夜です)
by manun | 2004-12-30 00:59 | たわごと