無言は多様

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カテゴリ:たべもの( 77 )

オリエンタル即席カレー

先日、愛知からの帰り道「なんかおもろい土産はないやろか?」とサービスエリアに立ち寄った。
普段は何を見ても「う〜ん、上げ底価格!」と手ぶらで去るのだが、思わずそそられてしまったのが”オリエンタル即席カレー”だ!(マースカレーはチャツネ付き♪)
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もちろん頭の中には「オーリエンタル、マースカレー♪太陽の味、マースカレー♪」のメロディが鳴り響いていたし、小学校の頃の想い出が走馬燈の様に現れ‥いや、そこまで行かへんでも幼少の頃に食べて美味しかった「バーモントカレー」「オリエンタルマースカレー」「メタル印度カレー」「グリコワンタッチカレー」の内、バーモントカレー以外は京都から撤退してしまった「その原因!」を探りたいと思った次第なのだ。(メタル食品は2008年に倒産したらしい‥シクシク‥)

普段、カレーを作る際は玉ねぎを飴状になるまで炒めたり、圧力鍋で具材を溶かしたり、やたらと香辛料を追加してみたりするのだが、ここはやはり「おかんが作ったカレー」を目指す事にした。

熱したアルミ鍋にマーガリンを落とし牛肉を炒め、ざく切りにした玉ねぎニンジンを加え適当に炒め合わせる。あとは何にも入れたらアカン。
水を加え煮立ったらジャガイモを加える。
「ろ、ローレル入れ‥いかんっ!我慢だ!」

おかん方式の作り方はめっちゃスピーディーにカレーが出来上がる事を再発見した次第だ。

ルーを溶かしてちょいと味見。
スパイス追加は禁止でも醤油・酒・ウスターソースをほんの少し加えるのは良しとしよう♪

さて、そのお味は甘口の「超!優しい味」だ。
ややネトッとした食感が「小麦粉を炒めて手作りするカレールー」を彷彿させるのが嬉しい!
スパイシーでない分、食材の旨味がマイルドに引き立つ感じだ。私的には大好きな味だ!
我が家の女子高生二人は「まぁまぁ普通‥」の評価であったが同世代の嫁は大絶賛であった(笑)

昔から変わらない味だからこそオッサンやオバハンは懐かしくて美味しいのだが消費者の世代は変わり続けて行くし、そのニーズも変わって行く。

「変わってほしくないもの・変わらなければならないもの」は世界にあふれているけど淘汰されずにバランスをとり続けるって難しいんだなぁと思った次第でござる。

でも、お土産としてはかなりエエと思います!(1袋95g入り高速SA価格160円)

「京都でも販売してくれーっ!!」
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by manun | 2011-09-06 22:26 | たべもの

しょうゆもろみ(丸島醤油株式会社)

瓦そば談義を交わした宴席に同席していたN嬢より「こないだ小豆島行ってきたねん。おみやげ!」と貰ったのが”しょうゆもろみ”だ。(開封済み)
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”もろキュウ”の美味しい居酒屋が少ないのはキュウリの美味しさよりも”オイシイもろみ”を扱っている店が少ないのではないか?と思う次第であったりなんかする。

嫁のオカンが京都にやってきた際、京都のスーパーで買ってきた”もろみ”を食べて「京都の味は四国と違うね」と言っていたのが印象に残っている。

そんな事を思い出しながら冷や奴に、この”もろみ”を乗せて食べてみた。
「ふごっ!!うっうまっ!」と衝撃が走る。
変に甘くなく醤油の風味と旨味がバランス良く凝縮されている感じだ。

キュウリに付けて食べてもすこぶる美味いし、納豆に刻みネギだけをいれてこいつを入れて食べた日にゃぁ「これ以上の肴はいらんやろ!」と思えるくらい酒が進む。

「こいつはネット通販でストックせねば!」と調べたところ丸島醤油株式会社の商品ラインアップに掲載されていない(笑)
今のところどうすれば入手できるかは不明だが”もろみ”の入ったビニール袋の底が尽きるまでは幸せが続くと思われる。

久々の感動に感謝でござる!
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by manun | 2011-09-02 23:49 | たべもの

瓦そば(美味い!)

はい!今、ヘベレケです(笑)

<前説>
以前、秘密のケンミンショーにて「瓦そば(瓦焼きそば)」なる”茶そば”を主体としたソウルフードが山口県にあると番組で紹介されており「おっ、結構美味しそうかも‥」と思っていると後日、しゃべくり007にてゲストに瓦そばが振る舞われておった。
しかも「めっちゃ美味い!」と大好評であったが故に気になっていた。

しかし、”茶そば”って関西のスーパーではスタンダードではない。(ちょっと高級品扱いかも‥)
「普通の蕎麦で作ったらルール違反かっ?」と思っていた昨今、突然宅急便で茶そばが届いた。
忘れた頃にやってくる「サントリー×暴れん坊将軍天下5麺1年分!」の景品お蕎麦だ。

そして本日、山口県のスタンダードなレシピに基づきつつ「俺流」な感じで晩飯として家族に提供したところ大絶賛であった。
家族四人、それぞれ好き嫌いがハッキリ分かれている我が家で全員が「リピート制作望む!」の意を表する事態は大変貴重な出来事であった。

そんな出来事を今夜宴席で美熟女(C子ちゃん)に話すと「えーっ、どうやって作るのっ?」と問われた。
「寝床にて耳元で囁かせてくれるなら‥」と交渉するつもりだったのだが「ブログに上げてっ!」と想いを封じ込められたのでパソコンに向かっている次第でもある(涙)


●俺的「瓦そば」のレシピ(四人前)

○材料
・茶そば(人数分か適量)
・市販の原液の液体のうどんつゆ(二人前くらいか適量)
・市販の濃縮めんつゆ(三倍濃縮大さじ3杯くらい)
・錦糸卵(卵3個+片栗粉小さじ1+水小さじ1+塩適量)
・ネギ(適量)
・大根おろし(適量)何気なく一味をスタンバイ
・レモンスライス(四枚くらいか適量)
・牛肉甘辛炒め(牛肉300g+濃口醤油+みりん)
・刻み海苔(味付け?焼き海苔?こだわるべからず)
・サラダ油と胡麻油

○調理
<錦糸卵を作る>
・器に片栗粉と水と塩を溶き、卵を投入し、白身を切り刻む様にグリグリ混ぜる。
・フライパンを強火で熱し、油を流し、薄煙が出たら超弱火にして卵液を均一に広げる。
・卵の表面がエエ感じになってきたところで裏返そうと試みる。
・「あぁっ!半月状態やんけ!くっついてしもた!」などの失敗を繰り返し、焼けた卵をまな板に放置する。
・卵を刻む。この行程で失敗した痕跡を残さないくらい細かく刻むとGOODである。

<薬味系を作る>
・ネギを刻む。ネギ同士がダラリと繋がってしまった場合は次回気をつける。
・大根をおろす。一味を振りかけて”もみじおろし風”にするのがオススメだ。
・レモンを切る。ポッカレモンで妥協するのはオススメしない(涙)
・海苔は刻んであろーが、長方形であろーが海苔の風味があれば全然OKだ!

<牛肉甘辛炒め>
・牛肉薄切りをまな板上で丁寧に刻む。
牛肉は三島亭の切り落とし肉が理想的だが、買いに行くのも面倒なのでスーパーに売っている黒毛和牛切り落としを買うでも十分だ。いや、今日は国産牛が高いなぁ‥という場合はグラム200円弱のオージービーフでも十分に美味しい。いや、焼肉じゃないのでオージービーフが経済的でオススメかもしれない!
・フライパンを熱して油をひく。
・薄煙が出たら安い牛肉を投入し、赤身がある程度消えるまで炒める。
・濃口醤油とみりんを適量投入する。甘い目が好きな人はここで砂糖を追加してもよい。この辺の味付けは好みによるので適当である。でも”しぐれ煮”まで濃いと良くないかもしない。ビールを飲みながら作るなら「ほれっ!ドボボボ‥」とビールを投入しても良い。
・ある程度火が通ったらフライパンに入れたまま放置プレーを楽しみつつ味を染み込ませる。

<出汁の準備>
・市販の原液の液体の出汁を鍋で温めておく。
・冷蔵庫に濃縮めんつゆを入れている人は常温に放置し、スタンバイさせておく。

<茶そばをゆでる>
・幸運にも既に茹でられた茶そばを入手した場合はこの行程を省いてください。
・テーブルにホットプレートを設置し、加熱しておく。
・鍋にたっぷりのお湯を沸かし、乾麺の茶そばを投入する。
・のちに焼きそば状態になるので「やや固め」で麺を引き上げ水でよく洗う。

<茶そばを炒める>
・予め熱しておいたホットプレートにサラダ油と風味付けの胡麻油を少々入れる。
・茹でて水切りした茶そばをホットプレートに投入し、油と絡める様に炒める。
(茹でたパスタがくっつかない様にバターを絡める感じ)
・お焦げな部分も美味しいので少々放置してはカリカリ部分を若干作る。
・先ほど放置しておいた牛肉甘辛炒めのフライパンを加熱しておく。

<トッピング+カリカリ>
・ホットプレートの温度を弱め「茶そば底の部分よカリカリになれっ!」と念じつつ、周辺部へ錦糸卵をトッピングしていく。
・センターに牛肉甘辛炒めをトッピングし、海苔を乗せ、スライスレモンを乗せ、その上に大根おろしを乗せる。
・彩りの良さそうなところに刻みネギをトッピング。

<出汁の準備>
・お椀に「濃縮めんつゆ1:市販の原液の液体のうどんつゆ7〜9」を入れて大声で「出来たぞーっ!」と叫ぶ。(うどんつゆだけでは薄いのだわ‥)

<食べ方の説明>
・ダラダラとリビングに集まってきた家族に対して「このめんつゆになっ、この大根おろしの乗ったレモンを入れてなっ、ネギやら卵やら肉やら好きな部分を適当に入れて食ってくれ!」と宣言する。
「美味しいっ!」と言われたならば幸いである。

ちなみに私は本場の「瓦そば」を一度食べた事もありません(笑)
本当は肉もつゆももっと甘い目だと思うのですが我が家の場合「甘いっ!」とクレームがつきそうだったので甘さ控えめにしました。

初チャレンジで適当に作った割りには「美味しい」と好評で満腹感も十分にあり一人前約400円という低コストなのも魅力的です。

お試しあれ!
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by manun | 2011-08-29 02:40 | たべもの

超ドロドロラーメン「極鶏」の鶏だく

本日、鶏だくというラーメンを食べた。
場所は「天天有」・「鶴はし」・「あきひで」・「高安」がある東大路北泉通り(ラーメン激戦区を)を少し北へ上がったところだ。
「鶏だく」が屋号だと思っていたら「極鶏」が正式な屋号みたいだ。

オープン日が5月4日だから開店して五日目になる計算だが既に店内は満席+空き待ち客で溢れていた。(既に食べログにも掲載されている。ネットの力って凄い。)

この店の近くには天一よりも濃いと評価される「あきひで」という有名ラーメン店があるのだが、その「あきひで」を上回る濃さだった。

が、天一やあきひでが「ゼラチン質+脂質」を主体に「濃さ」を表現しているのに対し、極鶏は溶けた鶏肉でドロドロ感を醸し出しているが故に見た目以上に「しつこさ」が無く、結構さっぱりと食べられた。クセも無く文句無しに美味い。
それは鶏肉八割で作ったお粥に麺が絡んでくる様な、パスタに濃厚なスープが絡んでくる様な感じだろうか。
手羽で出汁を取った後に「う〜ん、この手羽肉を捨てるのはもったいない。スープに混ぜられないだろうか?」と考え、手羽肉をミキサーで粉砕して混ぜ込んで作ったスープって感じだろうか。

しかし、久しぶりに面白いラーメンだと思った。
恐らく行列店になるのは間違いないと思う。

ただ永年生き残れるかはどうなんだろう。
行列の絶えないラーメン屋の味には絶対にクセがあると思う。
そのクセのお陰で賛否両論が分かれたりなんかもする。
でも、そのクセに惚れたお客は絶対的なユーザーになる。

なんかそんな「臭い」部分があればもっと素敵なのにと思いつつ、店を後にした次第でもある。

あっ!
実は人間も、その「臭ぁ〜い」部分がクセになって腐れ縁になるのかな(爆)
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by manun | 2011-05-10 00:41 | たべもの

蕎麦な話その1

「うどんと蕎麦、どちらが好き?」と問われれば「蕎麦かな‥」と言う程度の「超!軽い」蕎麦好きである。

「京都で美味しい蕎麦屋は?」と問われると「えーっと、岩倉の太船やろ、ほんで岩倉の笹喜やろ、ほんで修学院のなんたらっていう店と親方のマンションの前にある蕎麦やと‥」と、自宅から店舗までの距離が蕎麦評価の物差になっていたりする「極めていい加減な蕎麦好き」であったりする。

ま、そんな「マジ、ラーメン至上主義」で「蕎麦はその次」の輩に「サントリー×暴れん坊将軍天下5麺1年分!」の第一回目の蕎麦が届いた。
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「国産蕎麦粉を十割使用した蕎麦」という表記に「ほぉ、さようでっか‥」と「似非京都人的」冷ややかな反応をしてしまった自身の態度はともかくとして、1袋200g入りが10袋もタダでもらえるのは「貧乏性な私」には、すこぶる嬉しい。

が、届いたパッケージ表記をよくよく読んでみると「そば粉以外、何も使用していない」というコメント内容の一部に「ぬなっ!!?」と驚いてしまった。

「蕎麦粉100%」というのは「小麦粉を全く使用していない」という意味以上に、小麦粉はおろか麺のコシを作るグルテンを大いに助ける「塩」を全く使わないという「普通はありえへん」という内容であった。

ま、言うは「やすし」行うは「きよし」である。

「ほんでどないやねん‥」と食してみると確かにホンマにメッチャ美味かった。
蕎麦本体はもとより、ゆで汁である「そば湯」が絶妙であった。(そら、「そばがき」みたいなもんやもんなぁ‥)

「これは美味い!ネット販売してるならリピーターになってみよう‥」と調べてみると、この200g入りの蕎麦は一袋609円もする高級蕎麦であった(笑)

そのアホみたいな高額さに驚きつつ、そんな蕎麦を無料で配布しているサントリーに感謝しつつ、気がつくと、その蕎麦は友人に配布する間もなく、あれよあれよと私の胃袋に費やされてしまった(笑)
それは寒い冬にピッタリの「せいろ蕎麦」的な食べ方だったのかもしれない。
次はこの旨さを共有しよう‥(笑)


●ついついハマった「せいろ蕎麦」的なレシピ
•まず、蕎麦をゆでる。
•別鍋で湯を沸かし「お茶パック袋」に鰹節や削り節、昆布などをいれてグツグツ煮出し、麺つゆで、ちょいと濃い目に味を整え「熱々の濃い出汁」を作る。
•お椀に「大量の刻みネギ」と生卵、わさびを入れて、上記の出汁を加え混ぜる。
•茹で上がった蕎麦を「釜揚げ」状態で、そのまま出汁につけて食す。
•残った出汁に「そば湯」を入れて飲み干す。

お試しあれ♪
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by manun | 2011-02-10 02:58 | たべもの

京都の雑煮は「白味噌」

あけましておめでとう!
ことよろ〜♪

私は京都生まれの京都育ちである。
で、あるが故に‥生まれてから物心をつくまで、お正月・三が日に連続で「白味噌雑煮」を食べ続ける運命であった。またその苦痛は計り知れないかもしれない(笑)

小さい頃はその甘ったるい感じの白味噌風味と鰹節のハーモニーを快く感じていたかもしれないが、十年以上食い続けていると小学校高学年あたりから「ううぅっ、白飯とオカズが食いてぇっ!」と思い出す。

そして中学生になると元旦であるにも関わらず、折角用意された白味噌雑煮を完全に無視して勝手にラーメンやカレーを食し、高校生以降になると正月三が日は自宅には不在の青春時代であった筈だ。

そして後々、他府県民と所帯を持ち、「おぉ、愛媛県民は合わせ味噌の雑煮がデフォルトなんだ♪」などと白味噌から解放された十七年を過ごすのである。

がっ、しかし、最近「京都生まれの京都育ち」の娘二人が「白味噌雑煮」を食べたことがないという事実に「こりゃ、まずいかも‥」と思った。
二人とも今年は女子高生なので数年後には「できちゃった婚」で嫁ぐかもしれない。
嫁ぎ先が京都の中京区辺りだったりすると「いや、あんた白味噌のお雑煮も作れへんの?大事に育てられたんやなぁ〜(笑)」等のジャッジを受けるかもしれない。

「白味噌の雑煮」はたとえレシピを知っていても実際の味を知らないと作れない、以外に難儀な料理である。
(どこのメーカーの白味噌を使うか?により味が微妙に違うのだ‥甘さ加減とか濃さとか‥)

うちの嫁は白味噌雑煮を食った事が無い以前に白味噌自体が大嫌いなので任せられない。
てな訳で、本年のお正月より元旦に限り、私が「京風白味噌雑煮」を担当することになった。

と、言ってもレシピは極簡単だ。
前日から水に漬けておいた昆布を沸騰する以前に取り出し、予め湯通しした小大根と里芋の輪切り、丸餅を加え、白味噌を溶かすだけだ。(昆布のグルタミン酸に、あとのせ鰹節のイノシン酸を加える絶妙なハーモニー♪具材を全て丸で整えるのは「角を立てない」という京都人の気質?)
がっ、この白味噌をどれくらい溶かすかが勝負でもある。
「うむ。こんな感じだな‥」と久々に食べた白味噌雑煮は結構美味しかった。(懐かしいというか‥)
次女には好評、長女は不評であったが目的はその味を知る事だけである。

ま、それはともかく、この白味噌雑煮って奴、けっこう濃くてドロドロである。
ある意味、某ラーメン屋のスープに傾向性としては似ているかも。

「京都人だけが知っている」の著者が言ってた。
「京都庶民が実は濃くてスタミナの付く味が好きなのは、昔々、いつどんな体制に変化していくか分からない激動の京の都において、あらゆる状況に対応できるスタミナを常に蓄えておかなければならなかったという歴史的背景によるもの」だと語っていた。

通常の味噌に比べ麹の量をえげつなく増やして糖度を増した「白味噌」は砂糖にも似た高級感もあったかもしれないけど、ホントは常にエネルギーを蓄えるという目的の方が大きかったのかも?などと想像してみると何気ない料理も結構深いのかも‥なんて思ったりする次第でもある。
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by manun | 2011-01-05 07:40 | たべもの

出町柳の屋台ラーメン

屋台風のラーメン屋はあっても「う〜ん、この鉢、どうやって洗ってるんやろ?」と衛生管理が凄く心配になる様な「超本格的な屋台」のラーメン屋さんは京都市左京区ではなかなか見られない。

二十代半ば過ぎの頃、下鴨で料理旅館を営んでいた先輩に「飲んだ後の締めはココや!」と連れて行ってもらったのが出町柳の屋台ラーメンだった。
ま、正直、味は「美味しいけど大したことないな‥」って感じだった。
しかし、ある日気がつくと屋台は無くなっていた。
噂では屋台を運営していたおじいさんが亡くなったとの事。

「老兵は死なず。ただ消えるのみ」か‥などと思いつつ、後々十数年たった頃、同じ場所に屋台のラーメンが出ていた。
興味津々で屋台に入り、ラーメンをすすりながら店主に「ここって、昔あった屋台と同じラーメンなん?」と尋ねると「はい、以前は祖父がやっていまして、私が後を継ぎました」との事。

「息子ではなく孫が継いだのか‥」という疑問はともかく、伝統が継承されたのは嬉しい事だ♪

「孫になって味が落ちた」などという噂もあったが「そんなに差がある程、特別美味しい訳ではないだろう!」というのも正直な感想だ(爆)
が、この屋台ラーメン、いつ営業しているのが不明なほど「出てたり、出てなかったり」である(笑)

てな訳で特に思い入れもなく日々を過ごしつつ、昨夜久しぶりに出町柳近辺で楽しく飲んだ帰り道、「ラーメン」と書かれた赤提灯を発見した。これまた十年ぶりくらいである。
「おっ、今日はやってるんや‥」とフラフラ千鳥足で背の低い小汚いテントの周辺をうろうろしたが入口がわからない(笑)
良く見るとビニールにマジックで「入口」と書いてある箇所を見つけ、めくってみると店内に入れた(爆)

店内には四人ほどの若い衆がいたが座る場所がない(笑)
「ちょっと詰めてもらえますか?」と店主がお客に申し出てくれ席を確保。
メニューなんかあらへんので、とりあえず「ラーメン(並)」と申告。
出来上がるのを待っているとニーチャンが「こないだ、ここに食べに来たけど屋台出てなかったんや!いつが休みなんや?」と問い、店主は「あぁ、雨の日は休んでます‥」とのゆる〜い答えだった(晴れの日でも休んでるはずだ‥笑)

酔っぱらっていた事も幸いし、出てきたラーメンはまぁまぁうまかった。
透明系塩味の鶏ガラスープに所々唐辛子が浮いており、茹ですぎたストレート系細麺の上にはモヤシ、ネギと「きわどい味のチャーシュー」がトッピングされている。(曖昧な記憶では以前のスープは白濁していた様な‥)

がっ、しかし、何よりも毎回気になる「動物的刺激臭」が大変良かった(笑)

「このラーメン、店舗を構えたら絶対流行らないやろうけど、このボロボロのテントで食べる限りは絶品やなぁ♪」などと思った。

帰り道、「商売が成り立つとかそんな次元ではないのかもな‥。あの雰囲気はある意味、京都の文化遺産かもな‥」などと想い、また酔った勢いで再び突入したいと思った次第でもある。
が、次は絶対に「固麺で!」と言いたい(笑)
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店舗は左下緑色コーンと右上赤提灯の間にある「少し光る物体」です
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by manun | 2010-12-25 02:06 | たべもの

??神ラーメン

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2010年11月23日、岩倉ミドリ電化北数十メートル東側に「??神ラーメン」なる店舗が新店したとの情報を得た。
が、しかし、ここは過去に非常に短いサイクルで色んなラーメン屋が出店しては敗退しを繰り返していたりなんかしている。
以前出店していた二店舗は京都背脂醤油系の「ますたに」類似的な感じだったので敢えて二度と足を運ぶ事はなかった。
でもねでもね、新しいラーメン屋さんと聞くと「どどど、どんな曲を発表するんやろ?」てな期待感に心が躍り「如何に早く新店の味を試す」という意味のない躍動感に駆られてしまう(笑)

てなわけで遅ればせながら11月30日に出向いてみた。
まず、入店してまず最初に思ったのは「出たな!客とのコミュニケーションを蔑ろにする食券販売機!」であったが最近のラーメン屋さんに於いてはスタンダードな出来事と認識し、カウンターに座る。でも、その時に接客していたおばちゃんは非常に愛想が良かった。接客の仕方によっては券売機も有りかな?と思えた。
実は私のラーメンが出てくる前に後ろの席に座っていた粋のイイ建築系元気なおっちゃんが「うまっ!大将、このラーメンめっちゃ美味いな!」と叫んでいた。
「なんじゃい、このおっさんはサクラかい‥」とやや醒めた感じで茶番劇的なやりとりをやり過ごしていた私であったが、実際に目の前にしたラーメンをズルルと啜った時、あのおっさんと同じく、「うまっ!」と叫びそうになった(笑)

あのおっさんはサクラではなかった思った。

かなり粗い目の背脂が多く散りばめられたスープは豚や鶏のコラーゲンが多く抽出されているかの如く独特のとろみが有り、薄い醤油ベースの味付けでありながら舌に締まりを与えるギュッとした味覚を覚える。
それらが魚介系の旨味であるか何らかであるかは不明であるが「かなり旨い!」と思った。
大抵、初っぱなから美味しいラーメンは後々「ちょっとくどいか‥」と思うのであるが、そんな感じもなかった。

トッピングされているチャーシューは厚切りが一枚であったが味わい深くホロホロとした感じでスープにマッチングしている。
その他、こういう系統のスープにトッピングされないモヤシもエエ感じだったし、やたらスライスされたメンマや良いアクセントを与えた海苔も良かった。

味付け玉子がトッピングされた690円のスタンダードとされる「??神ラーメン」を自販機で購入したのだが、食べながらカウンターを見ると「卵無料!お一人二個まで」とのミニのぼり。
基本的には「たまごかけご飯」をオーダーした方に対してのアプローチだが「ラーメンには入れないでください」とのコメントはない。

券売機では非常に見つけにくい「??神ラーメン(たまごぬき)590円」をオーダーして、この卵を入れる方が得なのでは‥などと思い、麺をすすった。

そして、その翌日、卵抜きをオーダーして勝手に生卵を投入してみようと思った。

「生卵なんて気持ち悪い‥」というユーザーが増えつつある昨今の悲しいご時世なのかもしれない。
極めて余談だが過日、ココ一番屋でカレーをオーダーした際、「温泉卵」はあるのに「生卵」がなかった、このご時世に大きなショックを受けた。
現在、京都市内で「生卵」をデフォルトな状態でトッピングしてもらえるラーメン屋さんは「ますたに」・「すがきや」・「東京ラーメン(休業中)」等、数少ない。

決して「この店は生卵はタダやし」という安直な話ではないのだ。
「お客さん、ご飯をオーダーしてもらわないと卵は‥」なるコメントをお店側から頂いたならば「いや、金は払うし、生卵をトッピングさせてくれ!」と言うつもりであった。

味付け煮卵はカテゴリー的には「茹で卵(煮抜き)」に属し、エエ加減でとろみが付いた黄味に麺を絡ませるという芸当が出来ないのだ。

そんな事を想いながら卵抜きのラーメンをオーダーし、出てきたのが冒頭画像にある商品だ。
この撮影を終えた後、なんのためらいも無く目の前にあった生卵を割って投入した。
カウンターとなりにいた兄ちゃんが「えっ!」という顔をしていたかもしれない(笑)
でも券売機に「生卵50円」等の表記が無いのでそれは仕方ないではないか。(基本生卵はタダやし)

落とした卵を麺で覆い、温める。
三分の一ほど麺を食した後に黄味のみを掬いだし、透明な白身を他の麺に絡ませてなじませる。
温まった黄味をつぶし、麺に絡ませて食す。

生卵フリークにはこの行程がすこぶるたまらないのだ。

このような至福の時を過ごしたのだけれども、この間に「お客さん、それは困ります!」というお店側のコメントはなかった。いや、逆に券売機に「生卵50円」みたいな表記を入れて頂けると迷いが無いので有り難いかも(笑)

生卵談義はどうでもエエにしろ、超個人的に本年度の新規出店ラーメン屋さんで「美味い!」と思えたのは「紫蔵」と「満月堂」と「??神ラーメン」くらいかな。

でも、行列が出来てるラーメン屋で「なんでこんな店に行列??」って事も多い筈。
ラーメンフリークと呼ばれる重鎮たちが集まって「ここがナンバーワン!」って店を挙げても皆それぞれ挙げる店舗名は違うと思う。
そら好みは人それぞれやし。
だから、こんな情報はエエ加減な情報として受け止めて欲しいね♪
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by manun | 2010-12-02 02:38 | たべもの

あつもりそば

有り難い話だが、私の所属するノスタルジックスバンドには食通な吾人がおられる。

まぁ、その方々と「あそこの店知ってるけ?」とか「ここの何は美味い!」などの雑談を交わすのが楽しみだったりするのだが、随分前に「あつ盛り」という蕎麦を食べた事があるかと問われた。
「いや、食べた事ないですね」と答えると食通な二人は「決して美味いとは言い切れないが偶に食べたくなる味なので京都人なら一度は食べておいた方が良い」との事だった。

なんでも保温状態を施した蒸籠に蒸した蕎麦を盛りつけ、熱い熱い濃い蕎麦つゆで食べると言う。
出汁を注ぐ器には刻みネギが山ほど盛りつけてあり、底には生卵がしかれていると言う。
故にネギ嫌い、生卵嫌いの吾人にはお奨めできないとの事。
が、刻みネギと生卵が異常に大好きな私には涎ズルズルな堪らなくそそる話である(笑)

京都に住みながら、自称蕎麦好きなどと言いながら、そんな蕎麦が御所の近くにあるなんて全く知らなかった。(無知の知)
いや、熱い蒸し蕎麦を熱い出汁で食べるなんて生まれてこの方、聞いたことも無かったので軽いカルチャークラブ、いや、カルチャーショックを喰らった感じだ。
(元来、蕎麦は蒸して食すものだったらしい‥ざる(蒸籠)に盛りつけるのはその名残らしい‥勉強になった‥)

屋号は「竹邑庵太郎敦盛 (ちくゆうあんたろうあつもり)」というらしい。

第二日赤に入院中の友人の見舞いに訪れる機会があったので帰りに立ち寄ってみた。

車が入れない様な細い路地に入ると「フツーの家を無理矢理店舗に?」と思える様な面構えの、それらしき店舗があった。
入店すると「友達の家に来たのかしら?」という様な間取りだ。と、いうかやっぱり客商売を前提としていないフツーの室内だ(笑)

メニューも「熱い蕎麦」と「冷たい蕎麦(普通のざるそばに非ず)」の二種類だったと思う。
とりあえずスタンダードな「あつもりそば」をオーダー。
一斤が880円に対して一斤半が900円だったので迷わず一斤半を注文(貧乏性故カロリーオーバー‥)

蕎麦が来るまでにアルミ製の急須と湯飲みが置かれた。
ズズッと啜りつつ「ん?変わったお茶‥?」と思ったら蕎麦湯だった(笑)
って事は蕎麦は蒸しているのではなく、茹でているのだ(爆)

ま、そんな細かい事はどーでもエーし、と思っていると蕎麦が来た。
これである。
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保温状態にする為、蕎麦の盛りつけてある蒸籠の下には熱湯の入った皿が敷かれているらしい(確認してへんけど‥)
右手前は蕎麦湯の入った湯飲みだ。
その上にあるのがネギ山盛り(意外に少ない?)の下に生卵を敷いたお椀。
その上にあるのが素手でつかめないくら熱々の出汁入り徳利。
その左がお口直しの梅らしい。

とりあえず、赤いお椀に出汁を注ぎ、ぐちゃぐちゃに混ぜてみる。
そこに蒸籠の蕎麦を入れようと持ち上げてみると結構蕎麦同士が絡まって適量を取り分けるのが難しい(爆)
ま、なんとか椀に蕎麦を投入し、一口すする。

おぉ、なんとフニャフニャな蕎麦のコシ加減(笑)
そら、冷水で絞めた一般的なざる蕎麦とは異なって当たり前だ。だってその加減がココの売りなんだし。
そして出汁の濃厚さが強烈である。
いや、もしもこの出汁を冷たい状態で食べればそんな風に思わないだろう。
コーヒーでも「ホット」と「アイス」では豆からの抽出の仕方が異なる。熱い状態は風味や香りを強く感じるのだ。
冷たくて濃厚で美味しいアイスコーヒーをホットで飲むと「えぇっ!」という違和感を感じるのは当たり前だ。
そこに大量の刻みネギと生卵&ワサビ。完全に蕎麦の風味を消しにかかっていると思えるかもしれないが、このアンバランス加減に深い意味があると思ってしまった。

実際食べながら「うーん、これって美味いのかなぁ?普通の冷たいざる蕎麦の方が美味しいのんちゃうかなぁ‥?」などと考えつつ、途中で梅干しを出汁に投入すると「おっ!さっぱりして美味いやん!」などと思いつつ完食。

店を後にし、ガレージに向かいつつ「なんだか今日は不思議な食べ物を食べたなぁ‥」と思いつつも「また機会があれば食べてみたい‥」と思ってしまった。
そう、「あれはこうあるべきで‥」なんて理屈なんてどうでもいい、もういっぺん食べてみようと思わせる味作りをしている店の勝ちである(笑)
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by manun | 2010-11-18 00:17 | たべもの

中国料理 華祥(夜編‥バリうま♪)

ランチもたいがい美味しかった「華祥」であるが、夜のメニューを確かめたく、先日出向いてみた。

夕方五時半オープンだったので17時35分に到着したら既に行列が出来ていた。
って事は開店前から店内に収容できないくらいのお客さんが並んでいたって事だ。
結局入店できたのは18時15分くらい。(40分待ち)

水餃子・酢豚・小エビのチリソース・担々麺とビールをオーダー。

どの一品も上品でありつつ味わい深く、大変美味しかった。町の中華屋さんではなく一流ホテルに入っている中華レストランの味って感じだ。
「ホンマやったら倍くらいの値段でもエエのんちゃうん?」と思える価格設定も美味しさを醸し出す要因でもあると思う。

ハマってしまったのは「担々麺」。
一口食べて一瞬「ん?なんか薄い?胡麻が効いてないなぁ‥こんなもんか‥」と思ったが実は底部に胡麻ペーストが沈んでおり、グルグルとスープを混ぜると担々麺らしくなった。
「ふむふむ、悪くないな‥」と思いつつ、さて他の料理に手を付けようとしても「あ、あと一口‥いや、もう一口、あぁぁっ‥」と、箸が止まらないのである(笑)

「やめられないとまらない」という現象はかっぱえびせん以来である。

上記四品+ビールでお会計は三千二百五十円也(安っ♪)

久しぶりに美味しい食べ物に出会えたという至福の喜びを感じつつ、店を出ると入店待ちの行列は「二列」になっていた(笑)
ラーメン屋に行列が出来るのはよく見かけるが中華料理店に行列が出来るなんて珍しいと思う。

厨房でフライパンを振っていた店主が亡くなる前に「味の継承」を弟子にしっかりと引き継いで欲しいと願う。
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by manun | 2010-11-01 17:24 | たべもの