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無言は多様

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手作りベーコン

手作りベーコンは大変だ。
料理なんて短くて数分、長くて数時間、ちょーっ、長くて二日や三日くらいに終えたいものだ。

しかしながら手作りベーコンともなると新鮮な豚バラ肉を割と大きい目(数キロのブロックですね‥)にチョイスし、塩(+香辛料)をまぶして一週間冷蔵庫で寝かせ、血抜きをしたあと流水で3〜4時間塩抜きをし、サクラのチップ等で3〜10時間くらい、しかも温度計を見ながら(60℃前後)薫製しなくてはならない。

だから当然、今まで一度も作った事がない(邪魔くさいやん‥笑)

以前の職場で肉屋さんと取引があった際「ベーコンはもうからない!」との話を聞いた事があった。
ハムは肉自体に水分を染み込ます事によって元の目方より増量し、しかも短時間で制作できるから有り難いが、ベーコンは時間が掛かる割には元の目方から減量してしまい、高価な価格で売れないから余り作りたくないと言う‥。

しかし、ハムなのかベーコンなのか分からない大手食品メーカーが作ったベーコンよりも本来の作り方を重視した弱小企業のベーコン(伏見の仙石ハム伊賀屋)や手作りのベーコンは格段と旨い♪

滅多にそんなベーコンとお目見えすることは無いのだが今年の正月はチガイマシタ♪

あたしのブログにマニアックな内容で度々登場したノスタルジックスY氏が「いやぁ、年末になぁベーコン作ったねん。1ブロックあげるわ!」とお正月に進呈して頂いた。
進呈して頂いた理由(「理由」と書いて「ワケ」とも言う。「本気」と書いて「マジ」とも言う。)はベーコン作り談義に薫製温度異常、いや、以上の熱意を持って夜を明かし、語り合ったからなのかもしれない。

そんなベーコンを頂いた限りはお返しに「ポワンプールポワンのパウンドケーキ(by宝ヶ池)」とはいかないのが世の常である。

「どどど、どないする?」と考え、思いついたのは随分以前に「がおがお亭シュフ」に御教授頂いた「アマトリチャーナ」の制作であった。
「あ、生ニンニクが無い!あ、白ワインもない‥」とライフ(スーパー)に走り、レシピ通りに忠実に作成した。
作ってから思ったのは「白ワインはちゃんとした物を使うべきであったなぁ‥」という反省点。ワインの風味が結構味に影響する。(しらんかった‥)

が、しかし、我が家で最も厳しい御料理審査委員(ガキんちょ)は高得点だった。

こやつらは「おいしいよ!」と愛嬌を振りまいていても、大人の様に無理して不味いものを全部食べてくれない。
不味い物は笑いながら残すのだよ‥orz
が、皿を舐めるくらい食べてくれたのでY氏にこのソースを進呈する事ができた♪

まったく取り留めもない話なのだが、結局は、言葉は無くとも「なんとなく気持ちが行き交う」というのが気持ち良かったという事でごじゃります。

そんな一年にしたいなーっ、と思う昨今なのでR(YK嬢風)
by manun | 2007-01-05 04:46 | たべもの