無言は多様

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出町柳の屋台ラーメン

屋台風のラーメン屋はあっても「う〜ん、この鉢、どうやって洗ってるんやろ?」と衛生管理が凄く心配になる様な「超本格的な屋台」のラーメン屋さんは京都市左京区ではなかなか見られない。

二十代半ば過ぎの頃、下鴨で料理旅館を営んでいた先輩に「飲んだ後の締めはココや!」と連れて行ってもらったのが出町柳の屋台ラーメンだった。
ま、正直、味は「美味しいけど大したことないな‥」って感じだった。
しかし、ある日気がつくと屋台は無くなっていた。
噂では屋台を運営していたおじいさんが亡くなったとの事。

「老兵は死なず。ただ消えるのみ」か‥などと思いつつ、後々十数年たった頃、同じ場所に屋台のラーメンが出ていた。
興味津々で屋台に入り、ラーメンをすすりながら店主に「ここって、昔あった屋台と同じラーメンなん?」と尋ねると「はい、以前は祖父がやっていまして、私が後を継ぎました」との事。

「息子ではなく孫が継いだのか‥」という疑問はともかく、伝統が継承されたのは嬉しい事だ♪

「孫になって味が落ちた」などという噂もあったが「そんなに差がある程、特別美味しい訳ではないだろう!」というのも正直な感想だ(爆)
が、この屋台ラーメン、いつ営業しているのが不明なほど「出てたり、出てなかったり」である(笑)

てな訳で特に思い入れもなく日々を過ごしつつ、昨夜久しぶりに出町柳近辺で楽しく飲んだ帰り道、「ラーメン」と書かれた赤提灯を発見した。これまた十年ぶりくらいである。
「おっ、今日はやってるんや‥」とフラフラ千鳥足で背の低い小汚いテントの周辺をうろうろしたが入口がわからない(笑)
良く見るとビニールにマジックで「入口」と書いてある箇所を見つけ、めくってみると店内に入れた(爆)

店内には四人ほどの若い衆がいたが座る場所がない(笑)
「ちょっと詰めてもらえますか?」と店主がお客に申し出てくれ席を確保。
メニューなんかあらへんので、とりあえず「ラーメン(並)」と申告。
出来上がるのを待っているとニーチャンが「こないだ、ここに食べに来たけど屋台出てなかったんや!いつが休みなんや?」と問い、店主は「あぁ、雨の日は休んでます‥」とのゆる〜い答えだった(晴れの日でも休んでるはずだ‥笑)

酔っぱらっていた事も幸いし、出てきたラーメンはまぁまぁうまかった。
透明系塩味の鶏ガラスープに所々唐辛子が浮いており、茹ですぎたストレート系細麺の上にはモヤシ、ネギと「きわどい味のチャーシュー」がトッピングされている。(曖昧な記憶では以前のスープは白濁していた様な‥)

がっ、しかし、何よりも毎回気になる「動物的刺激臭」が大変良かった(笑)

「このラーメン、店舗を構えたら絶対流行らないやろうけど、このボロボロのテントで食べる限りは絶品やなぁ♪」などと思った。

帰り道、「商売が成り立つとかそんな次元ではないのかもな‥。あの雰囲気はある意味、京都の文化遺産かもな‥」などと想い、また酔った勢いで再び突入したいと思った次第でもある。
が、次は絶対に「固麺で!」と言いたい(笑)
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店舗は左下緑色コーンと右上赤提灯の間にある「少し光る物体」です
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by manun | 2010-12-25 02:06 | たべもの